中性脂肪値を下げるには糖質を下げることも必要です。中性脂肪の原料となる糖質はご飯や食パン、芋などに含まれるデンプンや、甘いお菓子に多く含まれているショ糖(砂糖のこと)、果物に多い果糖などがあります。特に問題なのが砂糖や果糖、ブドウ糖などの甘い糖質です。
例えば砂糖は果糖とブドウ糖から構成されており分解吸収が早いため、穀類に含まれるデンプンに比べて中性脂肪の合成されやすくなります。
本来中性脂肪が高い人にとってデザートは口にしてはならないもの。しかしそれを禁止してしまうと、ストレスが溜まってイライラした日々を過ごさなければなりません。ストレスも血圧や血糖値を上げて動脈硬化を促進する因子になり、脂質の高い人にとっては悪影響です。食べないでストレスをためるなら、食べてもエネルギーを燃焼しやすい体質にしていくことが一番です。
身体に振動を与えて脂肪を効果的に燃焼するパーソナルパワープレートなどで、運動をする一方で体に気遣いながら楽しくデザートと関われる生活を考えてみましょう。

 





 

◎健康的なデザートの取り方のポイント

①食後はやめる。食べるなら食間。

デザート

必要以上に食べたものが中性脂肪として体に蓄積されます。食事を済ませて十分にエネルギーを取ったところに食後のデザートを口にすると、消費されない過剰分が脂肪として残ります。「デザートは別腹」と言う気持ちは分かりますが、この別腹が最も危険なので避けましょう。また就寝を控えた夜中に食べるのもよくありません。食べるのであれば朝食と昼食、或いは昼食と夕食の真ん中の時間(食間)に空腹を補うように食べましょう。

②洋菓子より和菓子。

和菓子

生クリームをたっぷり洋菓子は中性脂肪を上げやすいものです。コレステロールも一緒に高い人は動物性脂肪が多いので注意しましょう。和菓子もあんこなどにたっぷり砂糖が含まれますので食べ過ぎに気を付けなければなりませんが、団子やおかきのように材料がお米で作られているものであれば比較的ましです。きちんと食べる量を決め、一人分をお皿に入れて提供すると食べ過ぎは防げます。

③果物は朝に食べる。

バナナ

果物の糖分に多く含まれる「果糖」は非常に脂肪になりやすい性質を持ちます。果物は体に必要なビタミンやミネラルを含有しているので毎日食べて欲しいものですが、夕食後は避けましょう。食べるのは朝にしてください。

 

④カロリーオフの食品を利用する。

手作りデザートだと甘さを調整できるので管理がしやすいですが、なかなか準備をするのは大変です。各食品メーカーからは人工甘味料を使った低カロリーのデザートが販売されています。アイスクリームが代表的ですが、飲料も意外と糖分を含んでいますので「糖質ゼロ」を活用しましょう。